私の20代～30代は歯の治療に苦しめられた10年でした。歯というよりは歯槽膿漏とか歯周病とか歯茎のほうだと思います。歯は電動ブラシとか歯間ブラシも使ってかなり入念に磨いていたので歯が原因であんなにも悪くなるということは考えにくいからです。苦しみの発端は、25歳の時あまりにも奥歯が痛くて予約なし待ち時間なしで治療してもらえるさびれた歯科医院で歯を抜くことになってしまったことです。抜歯には１時間以上かかりました。始めは助手なしで高齢の歯科医が抜歯にあたりましたが苦戦して受付にいた奥さんらしき人が最後は手伝いました。やっとの思いで抜けたのですが根っこが少し残ったことを告げられました。その時はとにかく抜いてもらえて痛みから解放されたわけですから、根が残ってしまったことがそんなに大変な事とは思っていませんでした。しかし、この根にその後さんざん苦しめられることになったのです。30歳で出産した後悲劇は始まりました。根が残っている所が腫れて痛むようになったのです。耐えられず子育てもそっちのけで近くの歯医者に駆け込みましたが残ってしまった根っこなど抜くことも難しく、腫れた所の膿を出すことくらいしか出来ませんでした。麻酔して膿をチューと出すのですが麻酔が切れた時は言いようもない痛みに耐えなければならず「辛い！」としか言いようがありません。なぜか膿を出した反対側の頬っぺたが腫れたこともあり、その時は院長が心配して年末年始でしたが「いつでも、何かあれば電話を下さい」とまで言われました。その後、根を取り除きインプラントを埋め込むことになりました。辛い状態が続き院長が勧めてきたので、高額でしたがなけなしのお金を出してトライしました。やはり高いだけあってその部分の解決になりました。勇気を出してやってみて良かったと思います。