長期にわたる歯の矯正と現在

子供の頃から噛み合わせが逆で、下顎が前に出ていましたので、医科大学の歯科に通っていました。母が歯科に関係の仕事をしていたので、やらされていたのが本音です。5歳頃から3年ほどヘッドギアを装着していました。自分だけ見た目が変でとても嫌な気持ちであったことをハッキリと覚えています。私は骨格事態が小さく、歯がはえ揃うスペースもありませんでした。なので噛み合わせを治したあとは、歯並びの矯正も始めました。歯がはえ揃うまでは、固定しながら少しずつ歯を動かしていきました。月に1回の通院でしたが行く度に矯正の装置を調整するので、痛みで夜眠れないこともありました。また、骨格の大きさに合わせて歯の数を減らさなければならず、上下共に4本ずつ永久歯を抜きました。生えている歯を抜いて、中の骨を削り、さらに奥の歯を抜くという手術もしました。頭蓋骨にガリガリと響く音が未だに忘れられません。その後高校生まで通い続けました。矯正の装置を外すと、今度は虫歯や色素の沈着が多く見られました。長く付けていたので、歯磨きの際の磨き残しが多かったのでしょう。その為、虫歯治療に通っていました。矯正、虫歯治療の通院期間は12年ほどかかりました。落ち着いたかと思いきや、その後数年して今度は親知らずが生えてきました。仕事で通院できずに放っておいたのですが、歯並び全体がずれてきて、歯の浮く感じがしました。虫歯もあり、現在治療継続中です。