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2025年9月
  • グラグラ歯抜歯後の食事痛くない工夫

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    グラグラの歯を抜いた後、気になるのが食事のことです。「何を食べたらいいの?」「痛くないように食べるにはどうしたら?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。抜歯後の食事は、傷口の治癒を妨げず、かつ痛みを悪化させないように工夫することが大切です。特に抜歯当日から数日間は、傷口がデリケートな状態なので注意が必要です。まず、抜歯当日の食事は、麻酔が完全に切れてから摂るようにしましょう。麻酔が効いている間は感覚が鈍くなっているため、誤って頬や舌を噛んでしまったり、熱いもので火傷をしたりする危険性があります。麻酔が切れる時間の目安は、通常2〜3時間程度ですが、個人差があります。食事が摂れるようになったら、抜歯した側とは反対側の歯で、ゆっくりと噛むように心がけましょう。食事の内容としては、柔らかく、刺激の少ないものが適しています。例えば、おかゆ、うどん、雑炊、スープ、ヨーグルト、ゼリー、プリン、豆腐、茶碗蒸し、細かく刻んだ野菜や魚などがおすすめです。これらはあまり噛まなくても飲み込みやすく、傷口に負担をかけにくいです。逆に、硬いもの(せんべい、ナッツ類など)、粘着性の高いもの(餅、キャラメルなど)、小さな粒状のもの(ゴマ、ふりかけなど)は、傷口に入り込んだり、負担をかけたりする可能性があるため、しばらくは避けた方が良いでしょう。また、香辛料の多く使われた辛いものや、極端に熱いもの、冷たいものも、傷口を刺激して痛みを引き起こすことがあるので注意が必要です。飲み物については、アルコール類や炭酸飲料は血行を促進し、出血や腫れを悪化させる可能性があるため、抜歯後2〜3日は控えるのが賢明です。ストローで飲み物を吸う行為も、口腔内に陰圧をかけてしまい、血餅(抜歯した穴を塞ぐ血の塊)が剥がれてしまう原因となることがあるため、避けた方が無難です。コップから直接飲むようにしましょう。食事の後は、傷口を清潔に保つために、優しくうがいをすることが推奨されます。ただし、抜歯当日は強いうがいをすると血餅が取れてしまうことがあるので、軽く口をゆすぐ程度にします。翌日以降は、歯科医師の指示に従い、食後に丁寧な歯磨きとうがいを行いましょう。抜歯した部位は、治癒が進むまでは歯ブラシが直接当たらないように注意し、周囲の歯を丁寧に磨くようにします。