せっかくホワイトニングで白くした歯も、その後の食事次第では効果が半減してしまうことがあります。特にホワイトニング直後は、歯が着色しやすい敏感な状態になっているため、何を口にするかが非常に重要です。ここでは、ホワイトニング後に避けるべき「NGな食べ物・飲み物」を具体的にリストアップしてみましょう。まず、最も注意したいのが「色の濃い飲み物」です。コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、赤ワイン、コーラ、ぶどうジュース、オレンジジュース、トマトジュースなどが代表的です。これらの飲み物に含まれるタンニンやポリフェノールといった成分は、歯の表面に付着しやすく、黄ばみの原因となります。次に、「色の濃い食べ物」全般です。カレーライス、ミートソーススパゲッティ、デミグラスソース、醤油ラーメン、味噌ラーメン、キムチ、麻婆豆腐、チョコレート、ぶどう、ブルーベリー、イチゴ、プルーン、醤油、ソース、ケチャップ、バルサミコ酢などが挙げられます。これらの食品に含まれる色素も、歯に沈着しやすい性質を持っています。特に、カレー粉やケチャップ、醤油などの調味料は、様々な料理に使われているため、知らず知らずのうちに摂取してしまう可能性があり、注意が必要です。また、「酸性の強い食べ物・飲み物」も避けたいところです。柑橘類(レモン、みかん、グレープフルーツなど)やそのジュース、酢の物、炭酸飲料、スポーツドリンク、ワイン(白ワインも含む)などは、歯の表面のエナメル質を溶かし(酸蝕)、その結果、歯が着色しやすくなったり、知覚過敏を引き起こしたりする可能性があります。意外なところでは、「うがい薬」にも注意が必要です。一部の殺菌成分が強いものや、色のついたうがい薬は、着色の原因となることがあります。歯科医師に相談し、ホワイトニング期間中に使用しても問題ないものを選ぶようにしましょう。喫煙ももちろんNGです。タバコのヤニは、歯の黄ばみの最大の原因の一つです。これらのNGな食べ物・飲み物を、ホワイトニング後少なくとも24時間、できれば48時間から1週間程度は避けることが、白く輝く歯を長持ちさせるための重要なポイントとなります。