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  • くちびるが腫れる病気とは?ヘルペスから血管性浮腫まで

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    くちびるの腫れは、身近な問題である一方で、時には特定の病気が隠されているサインであることもあります。単なる一時的な症状と見過ごさず、その裏に潜む可能性のある病気を知ることは、早期発見と適切な治療のために非常に重要です。最も一般的にくちびるの腫れを引き起こす病気の一つが「口唇ヘルペス」です。これはヘルペスウイルスによって引き起こされる感染症で、くちびるの周りに小さな水ぶくれが群がってでき、かゆみや痛みを伴います。免疫力の低下時に再発しやすい特徴があり、一度感染するとウイルスは神経節に潜伏し続けるため、繰り返し症状が現れることがあります。次に、「丹毒(たんどく)」や「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」といった細菌感染症も、くちびるの腫れの原因となります。これらは皮膚の浅い層や深層に細菌が感染することで、赤み、熱感、痛み、そして強い腫れを引き起こします。顔面に発症することも多く、進行すると発熱や倦怠感を伴うこともあります。また、比較的稀ではありますが、「血管性浮腫」もくちびるの腫れの代表的な原因疾患です。これは、アレルギーとは異なる機序で、皮膚の深層部分や粘膜が突然腫れ上がる病気です。通常、かゆみは伴わず、くちびるだけでなくまぶたや舌、喉にも発生することがあり、喉に発生した場合は呼吸困難を引き起こす危険性もあるため、迅速な対応が必要です。さらに、「シェーグレン症候群」や「クローン病」といった自己免疫疾患の一症状として、くちびるの腫れが見られることもあります。これらは全身の様々な部位に症状が現れるため、くちびるの腫れ以外にも気になる症状がある場合は、関連性を疑う必要があります。くちびるの腫れがなかなか治らない、繰り返し起こる、痛みが強い、発熱を伴う、呼吸困難があるなど、症状が重い場合は、自己判断せずに速やかに医療機関を受診し、正確な診断と適切な治療を受けることが大切です。