ベロにぶつぶつができてしまったとき、どの病院の何科を受診すれば良いのか迷うことがあるかもしれません。また、どの程度の症状であれば病院に行くべきなのか、その目安も知っておきたいところです。まず、ベロのぶつぶつや口の中のトラブルを専門的に診てくれる診療科は、主に「耳鼻咽喉科」と「歯科口腔外科」です。耳鼻咽喉科は、耳・鼻・喉に加え、口腔や舌の疾患も診療範囲に含まれます。一方、歯科口腔外科は、一般的な歯科治療に加え、口の中の粘膜疾患や舌の病気、顎関節症、口腔がんなども専門としています。どちらを受診しても基本的には対応してもらえますが、かかりつけの歯科医院があれば、まずはそこで相談してみるのも良いでしょう。必要であれば、より専門的な医療機関を紹介してもらえます。では、どのような場合に病院を受診すべきなのでしょうか。受診の目安となるポイントをいくつか挙げます。一つ目は、症状が長引く場合です。市販薬を使用したり、自然治癒を期待したりしても、ぶつぶつが1〜2週間以上改善しない、あるいは悪化するようであれば、専門医の診察を受けることをお勧めします。二つ目は、痛みが強い場合です。食事が摂れないほど痛い、夜も眠れないほどの痛みがある、といった場合は、我慢せずに受診しましょう。適切な治療を受けることで、痛みを和らげることができます。三つ目は、ぶつぶつが広範囲に広がっている、数が多い、あるいは大きくなっている場合です。また、ぶつぶつの色や形が明らかにおかしい(例えば、硬いしこりのようになっている、出血しやすい、周囲との境界が不明瞭など)と感じる場合も注意が必要です。四つ目は、ぶつぶつ以外にも症状がある場合です。例えば、高熱が出る、首のリンパ節が腫れる、全身に発疹が出る、強い倦怠感があるなどの症状を伴う場合は、何らかの感染症や全身疾患の可能性も考えられるため、速やかな受診が求められます。特に、舌がんなどの悪性腫瘍は、初期には自覚症状が乏しいこともありますが、治りにくい口内炎やしこりとして現れることがあります。少しでも「おかしいな」「いつもと違うな」と感じたら、自己判断せずに専門医に相談することが、早期発見・早期治療のためには非常に重要です。不安を抱えたまま過ごすよりも、専門家の診断を受けて安心を得る、あるいは適切な治療を開始することが賢明です。
ベロのぶつぶつ病院は何科?受診の目安とは