一度経験すると、二度と繰り返したくない奥歯の奥の痛みとリンパ節の腫れ。その辛い症状を再発させないためには、日頃からの予防が非常に重要です。原因となる疾患に応じて、いくつかの予防策が考えられます。まず、親知らず(智歯)が原因で炎症(智歯周囲炎)を起こしやすい方は、根本的な解決策として「親知らずの抜歯」を検討することが最も効果的な予防法です。特に、斜めに生えていたり、一部が歯茎に埋まっていたりして清掃が難しい親知らずは、繰り返し炎症を起こすリスクが高いです。歯科医師とよく相談し、適切な時期に抜歯を行うことで、将来的なトラブルを未然に防ぐことができます。抜歯をしない場合でも、日頃から親知らずの周囲を丁寧に清掃することが重要です。歯ブラシだけでなく、タフトブラシ(毛先が小さく細いブラシ)やデンタルフロスなどを活用し、親知らずと手前の歯の間や、親知らずの奥の歯茎の部分に汚れが残らないように心がけましょう。次に、歯の根の先の炎症(根尖性歯周炎)を予防するためには、「虫歯の早期発見・早期治療」と「適切な根管治療」が不可欠です。虫歯を放置して神経まで達してしまうと、根尖性歯周炎のリスクが高まります。定期的な歯科検診を受け、初期の虫歯のうちに治療することが大切です。また、過去に根管治療を受けた歯がある場合は、その歯が再び感染を起こさないように、しっかりと封鎖されているか、定期的にチェックしてもらうことも重要です。歯周病が原因で奥歯の歯茎に炎症が起き、リンパ節に影響が出ることもあります。歯周病予防のためには、毎日の丁寧なブラッシングとデンタルフロスや歯間ブラシによる清掃、そして定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケア(歯石除去など)が欠かせません。扁桃炎などの喉の感染症を繰り返しやすい方は、日頃から「うがい・手洗いの励行」、「十分な睡眠とバランスの取れた食事による免疫力の維持」を心がけましょう。空気が乾燥する季節は、加湿器などで適切な湿度を保つことも予防に繋がります。
奥歯の奥の痛みとリンパ腫れ繰り返さない予防策