奥歯が欠けてしまうと、治療に時間や費用がかかるだけでなく、食事や会話にも支障が出ることがあります。できることなら、奥歯が欠けるような事態は避けたいものです。ここでは、奥歯が欠けないようにするための予防法と、日常的に行えるケアについてご紹介します。まず、最も基本的な予防法は「虫歯の予防と早期治療」です。虫歯は奥歯が欠ける最大の原因の一つです。毎日の丁寧な歯磨きはもちろんのこと、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間や奥歯の溝のプラークをしっかりと除去しましょう。フッ素入りの歯磨き粉を使用するのも効果的です。そして、定期的な歯科検診を受け、初期の虫歯を早期に発見し、早期に治療することが非常に重要です。自覚症状がなくても、歯科医師や歯科衛生士による専門的なチェックとクリーニングを受けることで、虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。次に、「歯ぎしりや食いしばりへの対策」です。これらは無意識のうちに歯に大きな負担をかけています。もし、朝起きた時に顎が疲れていたり、歯がすり減っていたりするなどの自覚症状がある場合は、歯科医院で相談し、必要であればナイトガード(マウスピース)を作製してもらいましょう。また、日中の食いしばりを意識的にやめるように心がけることも大切です。ストレスが原因となることもあるため、リラックスする時間を作るなど、ストレスマネジメントも意識しましょう。「酸蝕歯(さんしょくし)の予防」も重要です。酸性の強い飲食物(炭酸飲料、スポーツドリンク、柑橘類、酢など)を頻繁に摂取する習慣がある方は、摂取回数を減らしたり、摂取後は水で口をすすいだりするなどの工夫をしましょう。また、胃食道逆流症など、胃酸が逆流しやすい方は、内科的な治療を受けることも大切です。「硬すぎるものを避ける」ことも、歯を守るためには有効です。氷を噛む癖がある方や、非常に硬い食べ物を好んで食べる方は、歯に過度な負担がかかり、欠けたり割れたりするリスクが高まります。適度な硬さのものを、よく噛んで食べるようにしましょう。
奥歯が欠けないようにする予防法と日常ケア