マスク生活で気になるようになった口臭。その不快な臭いから解放されるために、今日からすぐに実践できる予防と対策をご紹介します。これらのケアを習慣にすることで、マスクをしていても爽やかな息を保つことを目指しましょう。まず、最も基本となるのが「丁寧な口腔ケア」です。毎食後の歯磨きはもちろんのこと、歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間や歯周ポケットの汚れを、デンタルフロスや歯間ブラシを使ってしっかりと取り除くことが重要です。これらの場所に残った食べカスやプラークは、細菌の温床となり、口臭の大きな原因となります。また、舌の表面に付着する舌苔(ぜったい)も口臭の元です。舌ブラシや柔らかい歯ブラシを使って、奥から手前に優しく撫でるようにして舌苔を除去しましょう。ただし、舌はデリケートなので、力を入れすぎないように注意が必要です。次に、「口腔内の乾燥を防ぐ」ことです。マスクをしていると口呼吸になりやすく、口の中が乾燥しがちです。意識して鼻呼吸を心がけるとともに、こまめに水分補給を行いましょう。水やお茶などを少しずつ飲むことで、口の中を潤し、唾液の分泌を促すことができます。唾液には自浄作用や抗菌作用があり、口臭予防に不可欠です。ガムを噛むことも唾液の分泌を促進するのに効果的ですが、キシリトール配合のシュガーレスガムを選びましょう。さらに、「食生活の見直し」も大切です。ニンニクやニラなどの香味野菜、アルコール、コーヒーなどは口臭を強くする原因となることがあります。これらの摂取を控えるか、摂取した後は特に念入りに口腔ケアを行いましょう。また、よく噛んで食べることで唾液の分泌が促され、消化も助けます。バランスの取れた食事は、体全体の健康維持に繋がり、結果的に口臭予防にも貢献します。「定期的な歯科医院でのケア」も忘れてはいけません。セルフケアだけでは落としきれない歯石やプラークを除去してもらったり、虫歯や歯周病のチェックと治療を受けたりすることは、口臭の根本的な解決に繋がります。これらの対策を日々の生活に取り入れ、マスクの下でも自信の持てる清潔な息を目指しましょう。