リステリンは大人向けのオーラルケア製品というイメージが強いかもしれませんが、「子供でも使えるのだろうか?」と疑問に思う保護者の方もいらっしゃるでしょう。結論から言うと、リステリンの中には子供でも使用できる製品がありますが、年齢制限や使用上の注意点をしっかりと守ることが非常に重要です。まず、多くのリステリン製品のパッケージには、対象年齢についての記載があります。一般的に、刺激の強いアルコールタイプのものは、誤飲のリスクや刺激への耐性を考慮し、12歳以上からの使用が推奨されていることが多いです。一方、ノンアルコールタイプや子供向けに開発された製品の中には、6歳以上から使用できるものもあります。必ず製品の表示を確認し、対象年齢に達していない子供には使用させないようにしてください。6歳未満の乳幼児への使用は、誤って飲み込んでしまう危険性が高いため、どのタイプの製品であっても推奨されていません。子供がリステリンを使用する際に最も注意すべき点は、「絶対に飲み込ませない」ということです。リステリンは内服液ではありません。子供は大人に比べて誤飲しやすいため、必ず保護者の監督のもとで使用させ、口に含んですすいだ後はきちんと吐き出せるように指導・確認してください。もし誤って飲み込んでしまった場合は、製品の指示に従い、速やかに医師の診察を受けてください。また、使用量も子供に合わせて調整する必要がある場合があります。大人と同じ量では多すぎて口に含みきれなかったり、刺激が強すぎたりすることがあります。製品によっては子供用の使用量が記載されている場合もあるので、確認しましょう。もし記載がない場合は、少量から試してみるか、歯科医師に相談するのが安全です。刺激感についても注意が必要です。大人でも刺激を強く感じるリステリンですから、子供にとってはさらに刺激が強く感じられる可能性があります。初めて使用させる場合は、ノンアルコールで低刺激の子供向け製品を選ぶのが良いでしょう。そして、使用中に子供が「痛い」「辛い」と訴える場合は、無理強いせずに使用を中止してください。子供の口腔粘膜は大人よりもデリケートなので、万が一、発疹やかゆみなどのアレルギー症状が出た場合も、すぐに使用を中止し、医師または歯科医師に相談しましょう。